子なし駐妻の流産体験とその後 in USA

初妊娠、初期での稽留流産、そこから一歩踏み出すための記録

11w5d ドクターとのアポ (前編)

1/29(月)

前の週のエコーを受けて、1回目のドクターとのアポイントメントでした。

 

14:30からだったので、夫も14:00頃に一度職場から戻ってきてくれ、一緒にクリニックに向かいました。

 

エコー後にかかってきた電話の内容が気がかりで気がかりで、ソワソワしながら待合室で待っていました。

 

呼ばれてまず体重を量り、個室に案内されます。

(アメリカのクリニックは基本的に全て個室だと聞いています。)

 

夫は椅子、私は白い紙が敷かれた診察台に座りました。

こんな感じの診察台です。

 

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続いて入ってきたナースの方に血圧を測ってもらい、早速胎児ドップラーを使って心拍を確認する作業になりました。

 

ドップラーの器具の先にジェルを塗って、お腹に当てるのですが、ナースの方が「これはsuper coldだから気をつけて!」と言うので一瞬身構えてしまいました。しかし、実際にお腹に当てられても全く冷たくなかったので拍子抜けしてしまいました。笑

きっとアメリカ人の方は体温も高そうですし、冷たく感じる方が多いのかな、と思いました。

 

心音ですが、かなりお腹の下の方、ほとんどアンダーヘアーに被るぐらいの箇所で捉えることができました。

部屋に響き渡る、ドクン、ドクン、ドクンという力強い心臓の音。

夫もこの時ばかりは笑顔でした。

心拍数は163回とのこと。

 

アメリカではエコーは高額なため、毎回の検診で診てもらうことは基本的にありません。その代わり、この胎児ドップラーを使って心音を確認するそうです。

 

ナースの方に出血の有無などを簡単に質問され、いよいよドクターを待ちます。

待っている間に、夫婦で質問事項の予習をしていました。合わせて英語の単語の確認も。

 

3分ほど待っていると、10月に私の掻破手術を担当してくださったベテランの男性医師の方が入ってきました。(ここではドクターDとします)

 

入ってきてすぐ、体調はどうか、出血はあるか、子宮に痛みはあるか、など質問されました。

 

そして最も私たちが知りたかった、前回のエコーの結果を話してくださいました。  

 

結果から言うと、絨毛膜下血腫(subchorionic bleed)が2箇所見られたそうです。1つは2.1cm、もう1つは1.2cmでした。

最初はこのsubchorionic bleed

の意味がわからず、夫婦でキョトン?としていると、ドクターDは図を書いて分かりやすく説明してくださいました。

 

この絨毛膜下血腫は妊娠初期にはよく見られる現象で、起きた出血は多くの場合は自然に体内に吸収されるそうです。

この血腫が大きくなっていくようだと、胎嚢を伴っての出血=流産に繋がるため、絶対安心とは言えないそう。

絶対安静が必要だそうで、激しい運動、性交渉などは控えるように、と言われました。

 

経過については、この日の3日後にエコーを再度行い、血腫の大きさの変化を診る、ということを伝えられました。

 

前回の早口で説明された黒い影うんぬんの内容はこのことだったんですね。

英語が難しくて聞き取れないわけだ…

 

私たち夫婦の一大心配事であった、重大な染色体異常や、身体的な異常などが宣告されることがなく、ひとまずこの時点ではほっと胸を撫で下ろしました。

まだ流産の可能性は十分にあり、安心できる状態ではないのは重々承知しています。

 

そして、私たちはこの問題を終え、次に染色体異常などを検査する各種スクリーニングテストについて、ドクターに質問をしました。

 

すると、私たちが全く予想していなかった回答を聞くことになるのです。

 

後編に続きます…