子なし駐妻の流産体験とその後 in USA

初妊娠、初期での稽留流産、そこから一歩踏み出すための記録

11w1d - 初回エコー 天国から地獄(後編)

この記事は 「11w1d - 初回エコー 天国から地獄(前編)」の続きの記事になります。

 

夫が15時半頃職場に帰ってから、私はいつも通りあまり体調が優れず、家で静かに過ごしていました。

 

ふとお腹が空いて気持ち悪く感じたので、お餅を食べることにしました。

トースターでお餅を焼いているその時、16時過ぎだったでしょうか、私の携帯電話が鳴りました。

 

 

発信元は産婦人科(OB/GYN)。

 

 

なんだろうと焦りながら出てみると、相手の女性の方は早口の英語で話し始めました。

 

クリニック「もしもし。〇〇さんですか?今日のエコーの写真に〜穴〜〜が見えたので、〜しなければならないことになりました。〜週間以内に予約を取ります。

次のクリニックの予約は月曜です。これからの注意を説明します。

〜パウンド〜、〜、エマージェンシー〜〜〜…」

 

 

 

ん!?

 

 

 

ん?!

 

 

ちょっと待って…

 

 

なんか重大なことを言われているような気がする…

 

 

ちょうどその時、お餅を焼いていたトースターが付けっ放しになっていて、お餅が焦げてしまいそうだったので、なんとかお餅を取り出して(我が家ではお餅は貴重品です)、落ち着いて今一度聞き直しました。

 

 

私「ごめんなさい。早くてわからなかったのですが、子宮に穴?が見つかったんですか?」

 

クリニック「違うわ、黒い穴(?)(私にはBlack holeと聞こえた)が見つかりました」

 

私「?!?!」

 

 

もうこの時点で頭の中が大パニック。

 

 

その後も震える手とパニック状態の頭をなんとか回転させて、電話の内容を一つ一つ確認していきました。

(こういう時、母国語でない言葉でコミュニケーションするのが本当に苦痛でした)

 

 

話をまとめると

 

・エコー写真に黒い何かが見つかった

・4週間以内にエコーの再検査が必要

・エコーの予約は月曜にクリニックで調整する

・来院までに、25ポンド(11kg)以上増やさないこと、性交渉はしないこと、出血があった場合はエマージェンシーに行くこと

 

という内容を伝えられました。

 

 

電話を切った後は、頭が真っ白でしばらく何もできませんでした。

 

 

…どうして…?

 

 

 

…どうしてまた…?

 

 

 

30分前までは、夫と一緒に頂いたエコー写真を眺めながら、心拍確認の喜びを分かち合っていたのに!!!

 

前回、稽留流産という辛い思いをして、引きこもり、塞ぎ込み、全ての環境から自分を遮断するくらい思いつめたところから、今回の妊娠でやっとのことで少し立ち直ったのに!!!

 

妊娠が分かってから、今日の初回エコーまで1ヶ月以上も気が気でない不安な気持ちを毎日抱えながら我慢してきて、ようやく赤ちゃんの姿を見て安堵してたのに!!!

 

 

 

どうして幸せな気持ちを数時間しか味わわせてくれないの!!!!

言うなら月曜のドクターとのアポイントメントの時に伝えてくれたっていいじゃない!!!

 

 

 

自分の中で全てがぐちゃぐちゃになってしまった瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

 

その後、悔しく、やるせなく、涙がボロボロ出てきました。

 

 

そしてひたすら検索魔…

 

 

最悪な事ばかり想像してしまいます。

 

私の英語力が完璧でないばっかりに、どんな異常が見つかったのかすらはっきりしないまま、月曜のクリニック受診となりそうです。

 

 

今はひたすら祈るしかありません。

 

 

 

お願いします。

 

 

 

何事もありませんように。

 

 

 

今回はうまくいきますように。

 

 

 

 

 

お願いします。